先日、神田明神へ初詣に行ってきました。
商売繁盛の御利益もあるとして知られる神社ですが、
御多分に洩れずサラリーマン風の人々で芋洗い状態です。
正式名称は「神田神社」
祀られている神様は、以下の3柱です。
一之宮:大己貴命(おおなむちのみこと)
二之宮:少彦名命(すくなひこなのみこと)
三之宮:平将門命(たいらのまさかどのみこと)
神社によって、さまざまだそうですが、
神田明神では、
大己貴命=大黒様
少彦名命=恵比寿様
ということになっています。
大黒様は国土経営・夫婦和合・縁結び、
恵比寿様は商売繁昌、
平将門公は除災厄除の神様だとか。
さて、鳥居をくぐると派手な構えの門が見えます。
昭和天皇御即位50年の記念に建立されたもので、随神門というそうです。
いろんな出店が出ていて、おいしそうな匂いがそこかしこに漂っています。
門には4つの像が座していますが、
これは鳥居側から向かって右側の像。
いったい誰なのでしょうか?
門をくぐると、さらに人、人、人。
賽銭箱にたどり着くのに何分かかることやら。
公式サイトなどによれば、
神田明神は天平2年(730)に大己貴命の子孫で
出雲氏族の真神田臣(まかんだおみ)によって創建されました。
延慶2年(1309)に平将門公が奉祀されますが、
明治7年(1874)、明治天皇のご参拝の際に、
逆臣である将門公が祀ってあるのはまずい、ということで祭神から外され、
代わりに大洗磯前神社から少彦名命が勧請されたそうです。
しかし将門神社に遷座された将門公も、
昭和59年(1984)に、また奉祀され、現在に至るとのこと。
紆余曲折の歴史があるんですね。
神様もあっちこっちへ行かされて大変です。
さて、結局、御神殿に着くのに約15分。
意外と早く参ることができました。
お参り後の人たちでしょうか。
参道の脇には臨時(?)のお札、お守り、おみくじ売り場があり、大盛況でした。
お賽銭15円分の御利益、
はたして3柱のうち、どの神様の力が発揮されるのでしょうか。
過度な期待(?)をして、今年一年を過ごすとしましょう。